創りあげた表現 発表会後半
発表会後半。
5年生は2クラスとも、自分たちで台本づくりから始める創作劇に挑戦しました。
1組は「鈴のなる時 ~人々の命を思う優しい心から平和が生まれていく~」。
谷保に今もある南養寺に、戦時中、区内から疎開してきていた小学生がいたという史実をもとに、物語が進みます。
現代と過去が折り重なりながらすすむ重厚な物語。
お話の鍵となるのは、さつきを思わせるスズです。
スズの動きの表現には驚かされました。
平和をテーマにした劇を子どもたちが作ったことを誇らしく思います。
2組は「3人のゼツメツ少年 ~ぼくたち今から居場所をさがします~」。
重松清さんの原作をもとに、子どもたちが編んだ物語。
どこかで見たような教室風景から舞台は始まります。
自分の「居場所」というテーマは、子どもたちにも私たちにも考えさせるテーマでした。
主人公たちの口にする「居場所」。
物語の途中で、その意味が変わったことに気づいたとき、大きな勇気をもらいました。
舞台にあがり演技をする役者だけでなく、照明や音響、演出も子どもたちが務めました。
すばらしい創作劇でした。