障がいを持つ方から学ぶ 3学期の授業から 4年生
4年生の3学期生活科では、障害を持つ方から学ぶという単元があります。
この単元では、まず、ブラインドウォーク体験と、それを補助するガイドヘルプの練習をしました。
アイマスクを着けて、みやばやし、正門広場、それから、正門から通用門への短い距離ですが路上に出ます。
視覚をさえぎられると、地面の細かい凹凸が気になります。階段が残り何段あるかも分かりません。
車の音がやけに大きく聞こえ、簡単に歩けていたはずの道なのに、時間がかかります。
その体験がガイドヘルプの練習に活きます。
「階段が始まるよ。」「あと3段だよ。」そんな声が聞こえました。
短い時間ですが、目が見えない世界を体験しました。
次に視覚障がいを持つ方を学校に招き、お話をうかがいました。
思い込みに気づいたり、温かい人柄に触れ、身近に感じたり、子どもたちは多くのことを知りました。
学校の近くにある東京都多摩障害者スポーツセンターにも見学に行きました。
施設にあるたくさんの工夫を知り、それがあれば障がいがバリアにはならなくなることが分かりました。
そして、実際にそこを利用する人たちに出会うことができました。
この学習を通じ、社会にいる多くの人たちとともに生きる感性が磨かれることを望んでいます。
わたしと誰か、ではなく、わたしたちの輪が広がっていく社会を担う人を目指していきたいと思います。